レスリングの全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)最終日(24日、国立代々木競技場第二体育館)、女子68キロ級決勝は、尾崎野乃香(20=慶大)が森川美和(ALSOK)を7―0で下して優勝した。
同階級は女子で唯一、来年のパリ五輪代表が決まっていない。尾崎は1月27日に、9月の世界選手権(セルビア)で5位だった石井亜海(育英大)と、代表決定プレーオフで対戦する。尾崎は「この試合に勝って、プレーオフで勝って、そしてパリにつなげるという一筋の思いで、戦いました」とこの日の試合を振り返った。
対戦予定の石井とは今大会の1回戦で戦い、6―2で勝利。しかし、尾崎に油断はない。「相手は後がない気持ちでくるし、私もパリに行きたい。お互いの思いがぶつかり合うだろうけど、ここ1か月の調整次第だし、気持ちの強いほうが勝つ」と闘志を燃やす。
パリ五輪へのラストチャンスをつかむために、大会前に自分自身を見つめ直した。「大会が始まる前に、なぜ自分がレスリングを始めたのか、考えていた。私は浜口京子さんのレスリングを見て、やりたいなと思って始めたんだなと。そこからスタートしたレスリング人生で、最大の目標の五輪に心の底から行きたい」。夢舞台〟への切符をかけた大一番に、注目が集まる。












