フィギュアスケートのロシア選手権(23日、チェリャビンスク)で、女子のアデリア・ペトロシアン(16)が圧巻の演技を見せた。

 ショートプログラム(SP)2位で迎えたフリーでは、冒頭の4回転フリップは転倒するも、4回転―2回転の連続トーループ、4回転トーループなどを着氷させた。167・47点をマークし、合計246・53点で優勝。SP首位のカミラ・ワリエワ(17)らを抑え、頂点に立った。

 ペトロシアンは試合後、同国メディア「スポーツ・エクスプレス」などの取材に応じ「自分のパフォーマンスに完全に満足しているわけではないが、このような結果を達成することができてとてもうれしい。ネガティブな気分になってしまっていたが、今は家族と穏やかに新年を迎えたいと思っている」と喜びを語った。

 この演技にはタチアナ・タラソワ氏(76)も大絶賛。同国メディア「sports.ru」によると、テレビの生放送で「すばらしい演技だった。彼女は最初に4回転フリップに挑戦した。彼女のコーチも将来への準備のために、この並外れた最も難しいジャンプを外すことはしなかった。そして彼女には未来が見えている。あんなに小さくてか弱い少女が、美しくなった」と語ったという。

 ウクライナ侵攻の影響でロシア選手は国際大会から除外されているが、また1人ハイレベルな選手が頂点を勝ち取った。