政府は11日、〝異次元の少子化対策〟に必要な財源確保のため創設される「支援金制度」の素案を発表した。異次元の少子化対策には国と地方合わせて年間3・6兆円規模の予算が必要となるが、そのうちの1兆円を支援金制度で確保する。

 しかし、この支援金制度をめぐっては、国民の間から批判の声が上がっている。というのも、サラリーマンにとっては毎月の給与から天引きされる医療保険料にこっそり上乗せされる〝ステルス増税〟になるからだ。

 姑息なやり口にSNSには「増税メガネがステルス増税した」と岸田文雄首相をやゆする声や、少子化対策などの研修で訪れたパリで浮かれて批判を浴びた、〝エッフェル姉さん〟こと自民党参院議員の松川るい氏らを当てこすり、「わざわざパリまで行って研修して出した少子化対策が保険料上乗せ徴収かよ」と怒りをぶつける声も飛んだ。

 最近の岸田首相の決断をめぐっては、各方面から〝それじゃない感〟が噴出している。例えば子供3人以上の多子世帯を対象にした大学授業料無償化案だ。所得制限を設けないなど一定の評価を受ける一方で、SNSでは「子供3人以上って絶妙に対象者が少ないところ突く」と、巧みな制度設計で〝やった感〟を見せているだけと批判的な声が上がった。実際、住友生命が7日に発表した子供を持つ男女1000人に行ったアンケートでは、「理想とする子供の数」の平均は2・4人で、政府が設定した3人を満たしていない。

 また、岸田首相自身が会長を務める「宏池会」など、自民党5派閥をめぐる政治資金パーティー収入の裏金キックバック疑惑が報じられると、「私自身、先頭に立って、信頼回復に向けて努力をしたい」と宏池会からの離脱を表明。これには与党関係者からも「視点がズレている」と、〝それじゃない感〟を指摘される声が上がった。

 何をやっても〝それじゃない感〟を指摘されて批判を浴びる岸田首相。果たして浮上のきっかけをつかめるか!?