サッカー天皇杯決勝(国立)が9日に開催され、川崎が〝決勝史上最長〟の試合を制して3大会ぶり2度目の優勝を果たした。

 大一番を一目見ようと6万2837人の大観衆が詰めかけて、大きな盛り上がりを見せた天皇杯決勝。両チームの攻守が目まぐるしく入れ替わる試合展開で、決定機を迎えながらも決めきれないまま延長戦に突入。計30分の延長戦でもスコアは動かず、120分を終えて0―0でPK戦に突入した。

 PK戦でも白熱した展開になり、最後はお互いに10人目がGK対決に。柏のGK松本健太のキックを川崎のGKチョン・ソンリョンがストップしてPK戦8―7で試合が決まった。

 天皇杯でPK戦までもつれ込んで10人目までキッカーを務めたのは最多。試合時間はキックオフから3時間超となり、まさに〝史上最長〟の死闘となった。

 川崎の鬼木達監督(49)は試合後、「ありがとうございます。本当に苦しいシーズンでしたし、自分たちらしさは出せなかったですけど、我慢強く戦ってくれた。しっかりゼロで抑えて、諦めてもおかしくない場面で、諦めずに闘ってくれて本当に良かった」と感極まった様子で喜びを爆発させた。