田中真紀子元外相が政治家時代のお金にまつわる〝体験談〟を8日に国会内で開かれた「今こそ政治改革~政治とカネ」の講演で披露している。

 真紀子氏は1994年の村山富市政権時代に科学庁長官を歴任。公務で外遊した際、「官房機密費からだと思いましたけれど、100万円ずつ、白い封筒でいただきましたが、私は返しました」と打ち明けこう述べた。「私は公費で、大臣としてファーストクラスで、勉強させてもらいに国際会議に行くのに、なんでそんなもの(お金)をもらわないといけないのかと…。『おみやげ代』と言われましたが、(外遊から帰国後)私費でおみやげにチョコレートを購入し、ある人にあげたら『真紀ちゃん、ありがとう。札束がぎっしり入っているかと思ったら、何だあれは』と言われた」

 現在、国会議員の歳費は月額129万4000円だ。「私の頃は文通費(調査研究広報滞在費)が20万円だったが、今は100万円。月に230万円もらっている。これだけのお金をもらって〝氷代〟、〝モチ代〟も」と明かし、当時をこう振り返った。

「氷代やモチ代の時には幹事長が『田中真紀子君、はい』とくれる。封筒をバンと置いて『おれがもらっておくよ』と言われ、『は?』と返答した。旧文通費や歳費のほかに、国会議員はお金をいっぱいもらっている。地方議員もいっぱいもらっている。父(故・田中角栄元首相)が、病気だというのに(自宅のある)目白に来て、『奥さん、お金をくれ』と。私、お茶を出してびっくりしたことがある。ここまで地方議員は、たかっているのかと。母は『主人は倒れていますからお引き取りください』と言いました。やっぱり明治の女性はしっかりしていますよね」