パラグアイ当局者が架空の国「カイラサ合衆国」と協定を締結したとして更迭された。インド紙ヒンドゥーなどが先日、報じた。

 パラグアイ農業省のアルマンド・チャモロ首席補佐官は10月に「パラグアイを支援したい」と称するカイラサ合衆国の代表と会談し、覚書に署名した。チャモロ氏が署名した文書には「パラグアイ政府に対し、カイラサ合衆国との外交関係樹立を検討する」と記されていた。

 カイラサ合衆国のインスタグラムの公式アカウントに覚書がアップされてしまった。

 しかし、カイラサ合衆国は国として承認されていない。インドのスピリチュアル指導者を自称するニトヤナンダ・パラマシヴァム氏は女性信者に性的暴行を加えたとして起訴され、保釈中に逃亡した。2019年にエクアドル沖合の島にカイラサ合衆国を〝建国〟したという。エクアドル政府は否定している。

「古代ヒンドゥー文明国家の復活」をうたい、ホームページやインスタグラムなどで情報発信しているが、どこの国からも国として承認されていない。世界のメディアから「架空の国」「自称国家」と報じられている。

 チャモロ氏は11月29日に更迭された。