本田華子(木野日菜)、オリヴィア(長江里加)、野村香純(小原好美)feat.Ikepy&KSKN「インキャインパルス」
何の心の準備もなく、放送当時にアニメを見ていてエンディング曲が流れたとき、思わずひっくり返ってしまったことがある。そのアニメとは、2018年に放送された「あそびあそばせ」だ。まがまがしく暴力的なタッチで描かれたスリーピースバンドの演奏シーンに乗せて、メタルコアとしか呼びようがない過激な楽曲「インキャインパルス」が歌われる。かわいらしい女子中学生3人組の学校生活を描いたギャグアニメに、このエンディング曲とは…。
メタルコアというのは、ざっくり言うとハードコアパンクとヘビーメタルの要素が合体したような、スピーディーかつラウドな音楽。アニメではもちろん、Jポップのヒット曲としてもあまり耳にすることがないようなサウンドだ。
歌っているのは主役3人の女子中学生を演じた声優たちで、歌詞も一応はキャラソン的なものになっている。しかし、サウンドや演奏は本格的なメタルコア。ギャグアニメだから、それもネタとして笑いを取る目的だったのだろうが、“なんちゃって”ではとても片づけられない本気かつ全力のふざけぶりで、実際にメタルコアバンドのメンバーもゲストで参加している。
前回このコラムで取り上げた「涙はみせない」も同じ年の作品だったが、「インキャインパルス」との距離は北極と南極ほど離れている。アニソンというジャンルの間口の広さというか、懐の深さというか、そんな底の知れない面白さを感じさせてくれる一曲である。












