こみっくがーるず「涙はみせない」
はんざわかおりの4コマ漫画が原作の「こみっくがーるず」は2018年に放送されたアニメ。現役女子高生でプロデビューした漫画家(の卵)たちが主人公で、アニメのオープニング曲、エンディング曲とも“こみっくがーるず”名義でキャラクターを演じた赤尾ひかる、本渡楓、大西沙織、高橋李依という4人の声優が歌っている。
オープニング曲「Memories」は若々しく明るい元気な曲だが、今回はエンディングに使用された「涙はみせない」をピックアップ。
この曲を作詞・作曲したmikitoは、みきとPの名でも「いーあるふぁんくらぶ」をはじめ無数のボーカロイド曲を手掛けているボカロP。アップテンポのダンサブルな曲からアコースティックなバラードまで幅広いタイプの楽曲を作る人だが、「涙はみせない」はどちらかといえば癒やし系の素朴なポップス。歌詞もサウンドもメロディーもギミックなしで、ひと言でいえば“地味な曲”。
しかし、地味だからといっても決してつまらない曲ではない。4人の歌唱も含めて、じわりと心にしみる良質なメロディーや飾り気のない言葉など、素直だからこそ聴く者の胸を打つ。「不安だけどね 心配だけどね 涙はみせない」というサビの歌詞を聴くと、漫画家として頑張る主人公たちを心から応援したくなるはず。
ちなみに原作漫画は今年連載が終了し、同作者によるアイドルを主人公とした新連載「アイドルビーバック!」がスタートしている。アイドルものでも「推しの子」とはまた全く違うタイプの良作で、こちらも今後の展開(アニメ化への期待も含めて)が楽しみだ。












