英国の人気歌手で元ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズが、英国での公演中にステージ上で倒れてからわずか1か月後、健康上の問題のため、21日にブラジル・サンパウロのエスタディオ・モルンビスで開催予定だったコンサートを直前にキャンセルした。米ニュースサイト「ページ・シックス」が21日、報じた。

 主催者のライブ・ネイション・ブラジル社は「ツアー中の健康上の問題により、2026年7月21日にモルンビスで開催予定だったハリー・スタイルズのショーが中止になったことを深くお詫び申し上げます」とコンサートの直前に発表した。同社によるとチケット代金は払い戻されるという。詳しい病名などは明らかにされていない。

 スタイルズの代理人は、ブラジルでの24日のコンサートは予定通り開催されると述べた。

 しかし、5月に始まった「トゥゲザー・トゥゲザー・ツアー」において、スタイルズが直面した障害はこれが初めてではない。6月には英ウェンブリー・スタジアムで「クジラ」を模したツバ吐きパフォーマンス中に水をノドに詰まらせた。スタイルズは数秒間、息を整えようとしながらその場に倒れたままだった。スタイルズは、不快感を和らげようと、自分の胸を軽く叩いているようにも見えた。

 その後、スタイルズは立ち上がり、観客に手を振りながらステージから走り去った。

 ファンたちはすぐにネット上に殺到し、スタイルズを心配する声をXに寄せた。「とんでもない!彼は本当に苦労していたんだ」とあるファンは書き込み、別のファンはは「なぜ彼のチームの誰も彼がネクタイに苦労していることに気づかなかったの? これはひどすぎる」とコメントした。これらのメッセージに続いて、別のファンは「ライブ配信中、数秒間は怖かったことを認めざるを得ない」と述べている。

 一方、4日に行われたスタイルズのロンドン公演には、2年前に亡くなったワン・ダイレクションのバンドメイト、リアム・ペインさんの両親であるジェフ・ペインとカレン・ペインさん、妹のルース・ギビンズさん、そして甥のアシュトンさんが出席していた。

 この際、スタイルズは「この道のりで大きな役割を果たしてくれた4人の友人がいなければ、僕は今のこのステージに立つことはできなかったでしょう」とペインさん、ルイ・トムリンソン、ナイル・ホーラン、ゼイン・マリクと共にワン・ダイレクションで一時代を築き上げたことについて観客に感謝の意を表している。