テニス界のルール改正案がスーパースターにとって致命的になりかねないと、スペインメディア「RELEVO」が報じている。

 テニス界ではホークアイ(審判補助システム)による判定強化など積極的なルール改正が行われているが、国際プロテニス協会(ATP)は、主なスポーツ競技と同様によりスピーディーな試合展開がファンらに望まれているとし、新ルールの適用を検討。それがファーストサーブからセカンドサーブの間に使える時間を20秒から8秒に短縮するプランだ。

 同メディアは「このルールはネクストジェンATPファイナルズでテストされる」とし、今後に向けて慎重に精査しているが「プロツアーで適用された場合、重要なプレーヤーに悪影響を与える可能性がある」と報道。中でも世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(36=セルビア)と4大大会通算22勝のラファエル・ナダル(37=スペイン)が懸念されているという。

 同メディアは「ジョコビッチやナダルのような選手の場合、この時間を使って身体的に回復したり、試合のペースを遅くしたり、戦略を考えたりする」と指摘。ベテランの域に入りながらもテニス界をけん引するスーパースター選手のパフォーマンス低下につながりかねないわけだ。

 2018年の全豪オープンで、25秒以内にサーブを打たなければならなくなった際、ナダルは「ツアーの将来にとって良いことではない」と不満を表明していた。それだけに、サーブ間の時間短縮プランは今後、波紋を広げそうだ。