石川県の馳浩知事が東京五輪の招致活動をめぐり、内閣官房機密費(官房機密費)を使い作戦と称して、国際オリンピック委員会(IOC)委員に贈答品を渡したという発言は国会でも取り上げられている。

 岸田文雄首相は27日の参院予算委員会で、立憲民主党の石橋通宏参院議員から「総理の責任で調査して報告をしていただきたい」と質問され「自民党としてどう考えるかかということだが、(馳氏の)発言の撤回の経緯などをしっかり踏まえた上で、具体的な対応を考えていきたい」と答えた。

 これに石橋氏は「具体的な対応を考える…重ねて総理の国民に対する説明責任を果たそうという姿勢がさらさら感じられません」と批判。野党側は与党側に対し、改めて馳氏の参考人招致を強く求めた。

 馳氏は東京五輪の招致が決まった2013年当時、自民党で招致推進本部部長だった。自民党総裁の岸田首相は具体的にどう対応していくのか。

 永田町関係者は「森喜朗元首相が馳氏の発言について、11月26日の『北國新聞』で『軽率も軽率、極めて軽率です。知ったかぶりをして言ったんでしょう。すぐに全て撤回したのはよかったですがね』と述べて注目が集まりました。自民党はIOC委員が馳氏から『想い出アルバム』を受け取ったという証言や証拠などが出てきたら、国会に呼んだ方がいいという対応を行うのではないか」と指摘した。