【東スポ音楽館】今春に在籍していた北島音楽事務所から“のれん分け”という形で独立した、演歌歌手・原田悠里が新たなスタートとしてリリースしたシングルが「中山道」(作詞・鈴木紀代/作曲・水森英夫)だ。原田は「運命の一曲」というほどの作品と感じている。

 ――新曲はどんな作品ですか

 原田「悲しい別れを胸に宿しながら中山道を旅するという歌なのですが、別れたという失意の中でも前向きに歩いていける、明るい雰囲気の楽曲になっています。今の私にピッタリの曲だな、と感じています」

 ――ピッタリの曲というと

 原田「ご存じの通り、師匠の北島三郎先生のもとから新しい第一歩を踏み出しました。そんな私の今の心境というか、自分自身を描いてくれているような詞が出来上がって、水森先生のノリのいい軽快な股旅調が見事に合わさった。これまでは自分が歌の主人公になり切ったり、主人公に寄せて歌うということもあったのですが、この作品は抵抗なく私の中に入ってきて、歌っていて楽しい作品です。運命の一曲と言ってもいいくらい」

 ――ファンの方の反応は

 原田「『一歩また一歩』という歌詞があるのですが、みなさんもリズムを取ってくださいねとお願いすると、喜んでやってくれる。耳にも残ると言ってくださるので、良い作品に恵まれました」

 ――師匠の下を離れて半年ほどたちました

 原田「今年がデビューして41年目になるのですが、40年間本当に先生という大きな傘で守られていたんだなと、離れてからしみじみ感じます。先生のご恩を感じながら新たな一歩を踏み出す時、新しい世界が広がるのかなと。本当にいい経験をさせてもらってます」

 ――北島先生とはお話しになった

 原田「お誕生日の時に、お電話させてもらいました。『大丈夫か。元気でやっているか。心配しているぞ』と言われて、ちょっとホロッときちゃいました。先生から在籍中はこんな優しい言葉をかけられることがなかったので、離れてみてありがたいことだったんだなと感じてます」

 ――新天地での今の心境は

 原田「第一歩として本当に素晴らしい作品に出会えましたし、新たな原田悠里のデビューだと思っています。この『中山道』がデビュー曲で、自分は新人歌手という心づもりで歩いていきたいですし、今までとは違う“変革”ということを考えながら歌っていきたいと思っています」