自称〝女子プロレス界の人間国宝〟高橋奈七永(44)が、とんだ大恥をかかされた。
スターダム12月2日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会ではUWFルールの異種格闘技戦で、北欧スカンジナビナ半島の強豪、スカンジナビア・ハリケーンとの対戦が決定。先日はUWFルールで朱里に敗れたが、得意の打撃で2度のダウンを奪っている。
27年のプロレス生活で初という異種格闘技戦が決まった高橋は、20日に都内で行われた会見に、やたらハイテンションで登壇。「知る人ぞ知るかもしれないけど…」と切り出すや、世界一危険な格闘技と言われるラウェイに挑戦した実績を誇示した。そんなことすっかり忘れていたが、確かに2016年12月にはミャンマーで女子61―64キロ級王者にKO勝利を収めたこともある。
「彼女のパッションも、私なら受け止めてあげられるのではないかと。大きなプロレス愛でドルフィンズアリーナに来てくれる皆さん、スカンジナビア・ハリケーンを包んであげますから」と決意を述べた。
だが、ハリーケンから「レジェンドと言われている選手だけど、過去ってことでしょ?」と挑発され、表情を一変。「過去って何だよ!」と迫ると、強烈な張り手を見舞われてしまう。
怒りの表情のまま「スカンジナビアにハリケーンなんかねえだろ、インチキヤロー!」と何だかよくわからない言葉で応戦すると、2発目の張り手が。よほど痛かったのか、すっかり半泣き状態になった高橋は「このイカサマヤロー!」と叫び、通勤客で混雑する地下鉄・丸ノ内線に乗り込んだ。