酒飲みにとって気になるのは、肝臓がん、大腸がん、食道がんといったアルコールによって確実にリスクが上がる疾患ではないだろうか? かつて休肝日なく飲んでいた私も、健康診断の度に検査結果が出ることに怯えていた。国立がん研究センターのデータにおいても、これらの病気と飲酒の関係は「確実」「ほぼ確実」とされており、罹患リスクは酒量に比例して高くなる。

 だが、酒と並び、これらの疾患のリスクをほぼ確実に上げる原因がある。それは「肥満」(BMI25以上)だ。昔から「肥満は万病のもと」と言われるように、太れば太るほど先に挙げたがんや、糖尿病や高血圧といった病気のリスクが高くなる。先日、取材させていただいたドクターも「何よりも気を付けなくてはいけないのは肥満」と断言していた。「そうは言っても、そんなカンタンに痩せられないし」とお嘆きの方、安心してください。ドクターがおすすめする超カンタンな方法で、目に見える結果を出すことができる。それは「毎朝、体重計に乗る」ことだ。

 ドクターによると、肥満の方のほとんどが体重計に乗る習慣がないそう。そういや、私も今より8キロ太っていた時は体重計が壊れているのをいいことに、半年間体重計に乗らなかった。毎朝体重計に乗るメリットは、1日中その数値が頭の片隅に残るため、心と脳にストッパーがかかり、暴飲暴食を防げるから。確かに朝、体重計に乗って、ベスト体重より500グラムでも体重が増えていると、「今日は軽めのランチにしよう」と気を付けるようになる。たかが500グラムと思うなかれ。「このぐらいならスグ戻せる」と思って放置していると、放置癖がつき、いつの間にかスグ戻せる範囲を大幅に超え、巨大化してしまうのだ。

 ただ「毎朝、体重計に乗る」ことを死守して3年。直近の健康診断の結果はオールAだった。効果は絶大である。

 酒量を減らす一番の目的は、病気と無縁のカラダにすること。酒量が減っても、体重は減らず、メタボのままではせっかくの努力も水の泡。事実から目を背けることなく、毎朝の体重測定を習慣化し、メタボを解消しよう。