ここから巻き返せるか。柔道の講道館杯全日本体重別選手権最終日(5日、千葉ポートアリーナ)、2016年リオ五輪男子100キロ超級銀メダルの原沢久喜(31=長府工産)は5位に終わった。

 優勝した中野寛太(23=旭化成)と4回戦で対戦し、内股で一本を奪われた。試合を振り返り「結果というよりも、試合の中身。動き自体は悪くなかったけど、攻めないといけない場面やチャンスの時に攻めきれなくなっているのを率直に感じている」と唇をかんだ。

 100キロ超級のパリ五輪代表には、五輪2連覇の斉藤仁さん(故人)を父に持つ斉藤立(21=国士舘大)がすでに内定している。原沢は「東京五輪が終わって、それまで世界としのぎを削ってきた。そこをいったん降りた瞬間にモチベーションというか、これまでとは違った気持ちになった。もちろん結果を出せなかった自分が悪いけど、講道館杯に向けてなかなか気持ちが湧いてこなかった」と敗因に精神面を挙げた。

 それでも自身の進退について問われると「できる限りは現役を続けたい」とキッパリ。「全日本では、ここ2大会で結果が出ていない。特に今年は田嶋(剛希)選手に負けたけど、下の階級の選手に負けたのは多分初めて。今後どうするかを考えたときに、また全日本で勝ちたいという気持ちは湧いてきたので、またつくり直していきたい」とリベンジを誓い、来年4月の全日本選手権(東京・日本武道館)に照準を定めた。