自民党の柿沢未途法務副大臣が31日、辞任した。公職選挙法違反事件で東京地検特捜部の取り調べを受け、辞職表明した木村弥生江東区長にネット広告を提案したのが柿沢氏と判明し、引責辞任したが国会は空転のドタバタ。柿沢氏の“黒歴史”も蒸し返されている。
公選法違反事件で特捜部の捜査が進められている中、朝日新聞はこの日、木村氏を選挙時に支援していた柿沢氏が「ネット広告の利用を勧めた」と報じた。
この日は参院予算委員会が開かれ、柿沢氏は出席要求されていたが、委員会最中に辞表を提出。姿を見せなかったことで野党は「議会軽視」「憲法違反だ」と反発し、小泉龍司法相や岸田文雄首相は釈明に追われた。
柿沢氏は当選5回で、民主党を皮切りにみんな、維新、結い、維新、民進、希望、自民党と政党を転々とする“渡り鳥議員”で知られる。「父親の柿沢弘治氏は外務大臣を務めた実力者で、典型的な2世議員。都議時代に首都高で酒気帯び運転で壁に衝突した際、現場の雪を食べて、飲酒を隠そうとした逸話が有名です」(永田町関係者)
木村氏の公選法違反は4月の当選直後から取りざたされており、柿沢氏が事実上の責任者として、支援していたのも周知の事実だった。「柿沢氏の選挙中のネット広告が違反とは知らなかったとの言い訳は通らず、どこまで関与していたかで捜査の手が及ぶ。公選法違反の疑惑があり、酒気帯びで議員辞職した過去がある柿沢氏を法務副大臣に任命した岸田首相の責任も問われて当然です」(同)
9月に内閣改造した岸田政権は山田太郎文科政務官が不倫報道で辞任したばかり。岸田首相は「信頼回復に向け、先頭に立って努力したい」としたが、支持率低下にあえぐ中で、再びの痛手となった。












