サッカーの国際親善試合で、フィリップ・トルシエ監督率いるベトナム代表は韓国代表に0―6で大敗。韓国メディアはベトナム国内で上がるトルシエ監督に対する怒りの声を報じた。

 韓国メディア「OSEN」は「ベトナムファンの怒り。『トルシエが朴恒緒の傑作を台無しにしている』」と報じた。韓国戦について「ベトナムは、一枚上との格差を味わった。ベトナムの立場では文字通り圧倒された試合。占有するサッカーを追求しながら占有率(37%、韓国63%)で圧倒され、シュート数(韓国34、ベトナム5)をはじめとするすべての指標で押された」とその差を指摘した。

 その上で「あまりにも試合結果が凄惨だったため、ベトナム国内の世論は冷たい。大多数のベトナムファンは、前任者の朴恒緒監督とトルシエ監督を比較し、残念な気持ちを示している」と指摘。

 ベトナムファンの声として「朴監督のサッカーを守備的だと悪口を言ったが、トルシエ監督体制ではそのようなサッカーもできない」「トルシエ監督を見ると、試合中ずっとベンチに座っている。むしろ観客席でベトナムを応援する朴監督がもっと情熱的だった」「朴監督を失ったことはベトナムサッカー史上最大の災難だ」「朴監督は観客席で自分の作品が誰かによって壊れるのを見守らなければならなかった」などというトルシエ氏に対する怒りの声を掲載した。

 この日の試合前、朴氏がベトナムベンチに出向きトルシエ氏や選手を激励。同メディアは「朴氏がベトナム選手を励ます場面がカメラでとらえられたため、ベトナムファンからさらに熱い反応が出た」と分析している。

 トルシエ監督の奮起に期待したいところだ。