日本代表の森保一監督(55)が、MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)ら欧州組の〝酷使問題〟について、状況次第で招集を見送る可能性に言及した。

 今回の代表活動で注目を集めたのが、久保の〝酷使問題〟。所属のレアル・ソシエダードで過密日程が続き、代表活動の際は長距離移動や時差の負担を強いられることから合宿中に「ずっと出ている選手は、いつかケガをしてしまう」などと吐露。17日のチュニジア戦後にも、今後クラブに戻って再び厳しい日程を強いられることから「きついですね。コンディション面をどう折り合いを付けていくか」とまたも不安を口にした。

 森保監督はカナダ戦前の12日の会見で「日本代表の一員として覚悟を持って招集に応じ、頑張ってくれている」と言及したが、チュニジア戦から一夜明けた18日に神戸市内で取材に応じた際に今後の対策について見解を示した。

 久保を始めとした主力の欧州組を、相手や日程など状況に応じてあえて招集しない選択肢について「これまでもいろんなことは考慮しながら、招集しないほうがいい状況のときは招集しなかったりはしてきた。これからもそこは、選手の置かれている状況、選手のコンディション状況によって、招集するしないは判断していきたい」と説明。続けて「今回コンディション不良で招集しなかった選手も、何があっても代表として選ばれるならプレーしたいという意思を示してくれた中で、ドクターと相談して、いろんなリスクがあるということで、招集しないという判断をさせてもらっている。これからもいろんな判断を、選手たちの置かれている状況を見ながら判断していきたい」と強調し、招集見送りも適宜視野に入れていく方針だ。

 一方で、選手には過密日程に耐えられる〝強さ〟も要求。「データで見ると、ブラジルとかアルゼンチンの選手たちは、9月の自チームの活動の中でもカップ戦以外は出続けている選手たちがいて、代表でもプレーして、また帰ってプレーすると。何連戦やるのかなというくらい」と南米の強豪国のケースを指摘。「W杯で決勝まで行くことを想像すると、8試合連続でプレーしなければならない。高いインテンシティーの中で8試合連続でプレーすることはそんなに簡単ではない。選手たちにはより力を付けてもらいたい。フィジカルだけでなくメンタルでもタフな戦いをしなければならないので、固定してもターンオーバーしながらも戦っていけるように」と力説した。