日本代表の森保一監督が、1日の杭州アジア大会サッカー男子準々決勝で日本に1―2と敗れた北朝鮮が数々の蛮行を繰り返したことに関して見解を示した。

 この試合では、北朝鮮が序盤から日本に対してラフプレーを連発。飲水タイムには水を配っていた日本のスタッフからボトルを〝強奪〟した上で、拳を振り上げる威嚇行為まで飛び出し、数々の蛮行が世界中から非難の的になっている。

 そうした事態を受け、日本サッカー協会は「反スポーツ的行為について、該当する事象の映像を添付した上で、本日、AFC(アジアサッカー連盟)に対して意見書を提出しました」と発表。国際サッカー連盟(FIFA)にも同じ文面を送付した。

 騒動が拡大する中、今後の懸念も高まっている。A代表の森保ジャパンも来年3月に2026年北中米W杯アジア2次予選で北朝鮮と2試合を戦う予定で、選手が負傷するリスクに不安が広がっているのだ。

 森保監督4日のメンバー発表会見で、北朝鮮の件について言及。「私の答えられることで、ピッチ上のことで話したいと思う」とした上でこう続けた。

「日本と北朝鮮の試合はテレビで見た。激しく厳しい局面がすごくあるなと思っていた。日本の選手がレイトタックルなどでケガをしなければいいなという思いはあった」と危険なタックルの連発に不安を覚えたと語った。

「その中で、われわれが今度A代表で北朝鮮と戦うという想像をしながら見ていた。本当に激しく厳しい試合になるなと思っている」と警戒を示しつつも「欧州で戦っている選手たちは、もしかしたらあれ以上に激しく厳しい中で普段からプレーしていると想像もできる。選手たちは自信をもって、激しく厳しい部分を乗り越えてくれる」と激しいフィジカルコンタクトで鍛えられている欧州組などは心配無用と強調した。

 それでも相手の度を越した危険なプレーには不安が高まるが「ラフプレーにおいては、われわれにコントロールできるところではない。選手たちには、恐れず普段どおりやってほしい。ジャッジに関してはレフェリーに任せて、レフェリーが選手を守ってくれると信じて戦いに臨みたい」と審判が試合をコントロールすることで危険なプレーは回避できるとの見通しを示した。

 北朝鮮との試合は死闘となりそうな雰囲気だ。