森保ジャパンに不安材料だ。2026年北中米W杯アジア2次予選で来年3月(21、26日)に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との試合が予定されており、敵地でのアウェー戦開催が決まれば〝恐怖のスタジアム〟での試合が確実。チーム全体の身の危険や選手の負傷などが懸念され、過酷な戦いを強いられることになりそうだ。
日本はW杯アジア2次予選で、シリア、ミャンマー対マカオの勝者、そして北朝鮮と同じB組となった。いずれの国も政情不安を抱えるきな臭いグループに入ったが、特に不穏なムードが漂うのが北朝鮮だ。
日本は来年3月にホームとアウェーの連戦が予定されている中、現状で開催地は未定。ただ、国際サッカー連盟(FIFA)やアジアサッカー連盟(AFC)は北朝鮮に制裁は科しておらず、カタールW杯2次予選でも自国で試合を開催したことから、アウェー戦は北朝鮮で行われる可能性が高い。日本サッカー協会の田嶋幸三会長も「僕はホーム&アウェーが一番いいと思っている」と強調している。
日本はザックジャパン時代の2011年11月にブラジルW杯アジア3次予選で北朝鮮と平壌で対戦して0―1と敗戦。会場となった金日成競技場はまさに〝魔境〟だ。
韓国放送局「SPOTV」は、同競技場で行われた直近の試合である19年10月の韓国戦を例に、その様子を特集。「北朝鮮は韓国取材陣の入国をすべて拒否し、中継もなしで試合が行われた。そして無観客だった」と指摘。つまり敵国の選手団以外をシャットアウトし、外部の目が届きづらい〝ブラックボックス〟の中で試合を強行したというのだ。これでは、安全の確保は容易ではない。
また「金日成競技場はアウェーチームには悪名高いスタジアムだ。グラウンド状態は選手たちを悩ませる。天然芝ではなく人工芝で、これはホームメリットを生かすためだ」と分析。古いタイプの人工芝で負傷の危険性が高く、試合後にFW孫興民(ソン・フンミン=トットナム)は「選手が実力を発揮できる環境ではない。北朝鮮の選手たちはラフプレーや暴言も多かった。ケガなく無事に帰国できただけでも快挙だ」と吐露したほどだった。同局は「MF三笘薫(ブライトン)が平壌でプレーするのか…」と指摘するように、日本のスター選手たちが無事に帰還できるのか不安は高まるばかりだ。
田嶋会長は北朝鮮との試合の調整について「向こうの協会と直接やる方向で考えている」と語っているが、勝ち点3よりも安全確保が最優先の一戦となりそうだ。












