バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(27=ミラノ)の〝キャプテンシー〟が随所にさく裂だ。
2024年パリ五輪予選を兼ねたバレーボール男子W杯3日目(3日、東京・国立代々木競技場第一体育館)、世界ランキング5位の日本は同20位のチュニジアに3―0で快勝し、通算成績を2勝1敗とした。石川はチームトップタイの13得点をマーク。サーブでも相手を崩すなど、攻撃の起点として躍動した。試合後には「2戦目の敗戦(1日、エジプト戦)から切り替えて、このような結果を出すことができてとてもうれしい」と振り返った。
辛勝した9月30日のフィンランド戦、1日のエジプト戦は第1、2セットを先取するも〝魔の第3セット〟で相手に流れを献上した。いずれもフルセットとなり、エジプトにはまさかの黒星を喫する形となった。それでも、2日のミーティング時には「悪いところにフォーカスすると、悪いところに目が行きがちになる。いいところに目を向けようということで話し合っていた」とチーム全体のメンタル面を修正。この日は最後まで自分たちのバレーを貫いた。
腰痛の影響もあり石川は初戦のフィンランド戦は精彩を欠いたものの、試合を重ねるごとに復調。チームの大黒柱は「体のキレも上がってきている。スパイクに関しては自分が無理に行っているケースが多いで、判断をもうちょっとしたい」と冷静に分析した上で「次の試合ではもっと(プレーの質が)上がってくるので、しっかり調整していきたい」と頼もしい言葉を残した。
すでに1敗を喫しているとはいえ、パリ五輪切符を手にするチャンスは十分にある。「残り4試合、必ず勝って五輪切符を必ず取る」。力強い言葉には、並々ならぬ覚悟が詰まっていた。












