兄弟で明暗がクッキリ分かれた。格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 6」(1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で、大相撲の元十両貴ノ富士のスダリオ剛(26)が、イム・ドンファン(28=韓国)に3RTKOで完勝した。

 当初、スダリオは「RIZIN.44」(9月24日、さいたまスーパーアリーナ)でトッド・ダフィー(米国)と対戦予定だった。だが、ダフィーがパスポートのトラブルで来日できず、今大会にスライド。それでもダフィーが来日できなかったため、イム・ドンファンとの対戦に変更となった。

 二転三転しての試合になったが、1ラウンド(R)序盤から落ち着いて試合を展開。左右に構えをスイッチしながら強烈なカーフキックをふくらはぎに叩き込み、ダメージを与える。中盤には左のパンチで尻もちをつかせ、上からバックテイクを狙うなど相手をコントロールした。

 2Rも自分の距離を保ちながらカーフキックや右フックを放つ。時折、笑顔も浮かべるなどリラックスした様子で相手を制した。最終3Rは相手が仕掛けたタックルを切るなど優位をキープ。さらにローキックのダメージで動きが鈍くなった相手を右フックで打ち抜きグラつかせると、右アッパーで尻もちをつかせる。さらに追撃のパウンドを振るったところでレフェリーが試合を止め、3R2分10秒でスダリオのTKO勝ちが告げられた。

 試合後は、急きょ試合を受けた対戦相手に「ありがとうございました。適性体重でRIZINで見たいです」と感謝の言葉。さらに「社長! 年末にベルトをかけてやらせてもらいたいです。そうすれば多分、逃げないと思うんでよろしくお願いします。また頑張ります」とヘビー級タイトル設立と大みそか大会での王座戦開催を熱望していた。