日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が25日、東京・両国国技館で開かれた。大相撲秋場所では大関貴景勝(27=常盤山)が幕内熱海富士(21=伊勢ヶ浜)との決定戦を制し、11勝4敗の成績で4場所ぶり4度目の優勝を達成した。
横審の内規にある横綱推薦の条件は「大関で2場所連続優勝、またはこれに準ずる好成績」。一方で、綱取りの可否を最初に判断する審判部の佐渡ヶ嶽部長(元関脇琴ノ若)は「11勝ですからね。来場所の千秋楽まで見てみないと何とも言えない」と慎重な姿勢を示している。
そうした中、横審の山内昌之委員長(東大名誉教授)は「優勝した事実は、相撲史の中に残るさんぜんと輝く結果。本割と決定戦の2つに勝ったことこそが、私たちにとって大事なこと。11勝は、優勝の星としては一部には物足りないと感じる人もいるかもしれない。しかし、大事なことは優勝。優勝できた力士は一人しかいない。この事実が大事」と高く評価。来場所の綱取りの妨げにはならないとの認識を示した。
また、貴景勝が決定戦の立ち合いで変わり気味に動いてはたき込んだ相撲内容についても「すこぶる嫌な印象を極度に後に残すような変化ではなかった」と不問に付した。












