レスリングの世界選手権女子53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理(19=日体大)が24日に成田空港に帰国し、代表に決定したパリ五輪へさらなる成長を誓った。

 昨年の世界選手権はケガの影響で、無念の欠場を余儀なくされた。「去年は本当に悔しい思いをした。この1年間は世界選手権での優勝をモチベーションにやってきたので、目標を達成できたのはうれしい」と改めて喜びを語った。

 公式戦の連勝を127に伸ばし、パリ五輪代表に決定しても慢心は一切ない。「(五輪代表への内定の)実感はあまりない。世界選手権で優勝して、次は(来月に初戦を迎える)アジア大会(中国・杭州)で優勝するのが目標」と余韻に浸る間もなく次なる戦いへと挑む。

 今回の準々決勝で5点を先制されるなど、苦しい場面もあった。それでも「内心やばいとなったけど、五輪が頭によぎって、ここで負けるわけにはいかないと。プレッシャーのかかる場面でも、冷静に戦うことができたのは良かった」。精神面での成長に手応えを感じている。

 金メダルを目指すパリ五輪まであと1年。「五輪だと、もっとプレッシャーがかかると思う。さらに心も体も成長していきたい」と力を込めた。