宮崎県警捜査1課と宮崎北署は6日、宮崎市議のスーパークレイジー君こと西本誠容疑者(37)を不同意性交等致傷の疑いで逮捕した。
県警によれば、同容疑者は今月3日午前4時ごろ、知人の30代女性を宮崎市内のホテルに連れ込み、性的暴行を加えるなどして、全身打撲などのケガをさせた疑いが持たれている。女性は4日に被害届を警察に提出し、同容疑者は6日朝に議会開会中で、自宅にいたところを逮捕された。
「被害女性は全身打撲と左手、左ひじの挫創で、全治7日間の診断」(捜査関係者)。不同意性交罪は今年7月から従来の強制・準強制性交罪が統合、改称され、対象行為が広がり、厳罰化。身体的傷害が及ぶ致傷が伴うと量刑も重くなる。県警は性交行為があったかについては明らかにしていないが、不同意性交等罪は未遂の場合も成立する。
同容疑者は元暴走族で、集団暴走行為で繰り返し逮捕され、少年院時代に教官を蹴飛ばしたことから“クレイジー君”のあだ名がついた。銀座クラブの黒服や歌手活動を経て、2020年の都知事選で政界に挑戦。特攻服にベンツの選挙カーでのド派手な選挙戦で一躍、注目を浴びた。翌年の埼玉・戸田市議選に当選したが、立候補前に3か月間の居住実態がなかったとして、1年後に当選無効になっていた。
「失敗してもやり直せる社会にしたい。生まれ故郷に骨を埋める覚悟」と昨年、再起を図るべく、生まれ育った宮崎に戻って県知事選に立候補。顔と名前を売ると、今年4月の宮崎市議選では2番目の得票を集めて、当選した。
議員バッジを取り戻した同容疑者は6月の本会議一般質問で登壇した際、「初心を忘れず、常に見られていると危機感を持って、行動、活動していきたい。過去は変えられないが、これからの自分を見てほしい」と誓っていた。それだけに関係者は「特に女性関係で足をすくわれることにナーバスになっていたため、信じられない」と驚きを隠せない。
県警は捜査に支障があるとして、同容疑者の認否については明らかにしていない。一般的に不同意性交等罪で逮捕されても示談が成立すれば不起訴となる場合が多いが、被害者の処罰感情が強く、起訴された場合は実刑となる公算が大きい。












