エンゼルスの大谷翔平投手(29)は30日(日本時間31日)に敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に「3番・DH」で先発出場し、5回に右前適時打を放ち、4打数1安打1打点、1得点だった。打率3割7厘。チームは競り勝ち、連敗を3で止めた。
大谷のバットが貴重な追加点を叩き出したのは3―2の5回二死一、二塁だった。相手先発の左腕サンチェスがカウント1―1から投じた3球目、内角のシンカーをフルスイング。痛烈なゴロは一、二塁間を破る右前適時打となった。これで2年連続150安打に到達、昨季と並ぶ95打点目をマーク。この時点でア・リーグトップのタッカー(アストロズ)と2点差だ。
初回二死無走者は4球続けてシンカーでカウント2―2からの5球目、内角低めのチェンジアップに空振り三振に倒れた。3回一死一塁は初球、内角低めのシンカーを捉えたが105・7マイル(約170・1キロ)の弾丸ゴロを一塁手・ハーパーがジャンプして好捕した。一塁ベースを踏んで二塁へ送られ、一走はタッチアウト。一ゴロ併殺打となった。
5―6の8回一死無走者は4番手の左腕ソトから四球。二死後にレンヒーフォの右前2点適時打で再々逆転するも、直後にハーパーのメジャー通算300号となる15号2ランを浴びてまたしても逆転を許した。
8―8の9回一死一塁は守護神の右腕キンブレルと対戦し、外角のフォーシームに空振り三振。低め、やや低め、高めのボールと高さを変えて攻められ、バットは空を切った。続くドゥルーリーが右中間に19号2ランを放ち、勝ち越した。チームが解体を発表した翌日に粘り勝ちしたが、遅すぎた。
この日はまるでウエーバー公示された選手のお披露目会。リオーネは1回を2安打1失点、ロペスは1回1/3を1安打1失点、ムーアは1回を3安打2失点だった。一方、打者ではレンフローは「7番・右翼」で4打数3安打4打点、グリチェクは「5番・左翼」で4打数1安打だった。
チームは残り28試合。日本選手初の本塁打王(メジャー単独トップの44本塁打)と打点王(リーグ2位タイ)の2冠獲得に加え、打撃各部門で自己ベスト更新が視野に入る。大谷は本意ではないだろうが、ファンの関心は個人記録になるだろう。歴史的瞬間を何度見せてくれるのか。9月の大谷も注目だ。











