立ち技打撃格闘技イベント「RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round」(26日、東京・大田区総合体育館)での「初代RISEオープンフィンガーグローブマッチ65キロ級王座決定戦」で、〝非モテ界の星〟YA―MAN(27)が山口裕人(31)との壮絶な打撃戦を制した。

 ボクシンググローブに代わり、オープンフィンガーグローブ(OFG)をはめて行われた試合は、戦前の期待を超える激しい打ち合いとなった。ゴングと共に距離を詰めた両雄はボッコボコに殴り合う。先にダウンしたのはYA―MANだ。打ち合いから左フックで頭部を打ち抜かれ、思わずダウンを喫してしまう。

 だが、これでYA―MANのギアが入った。驚異の粘りで復活すると、ラッシュを仕掛けてから左フックでお返しのダウンを奪う。さらに立ち上がった山口を追撃し、右フックでもう一度ダウンさせた。

 2ラウンドも手を緩めない。一瞬背中を見せた相手を逃がさず、あごを狙ってさらにダウンを奪うことに成功。再開後も休むことなく殴り続けると相手のなす術がなくなり、レフェリーストップが告げられTKO勝ちとなった。

 試合後、YA―MANは「自分は2年前まで何も持っていない無名の凡人で。でも、2年前にある人から『1日1日頑張れば絶対に将来成功できるから』と教えてもらって。それから1日1日頑張って、昨日できなかったことを今日できるようにして積み重ねて手にしたのがこのベルトなので。自分のことを凡人と思っている人は、今日頑張れば何か手にすることができるので頑張ってください」と恒例のメッセージを送る。

 さらに「シングルマザーの家庭と児童養護の人を招待したんですけど…。自分もシングルマザーの家庭で育ってこうなれたので。生まれた環境とか関係ないので、皆さん頑張ってください。背中を見せられるように頑張っていくので、まだ成り上がっていない人は俺の背中について来てください」と熱く語り、歓声を浴びた。