WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)による4団体統一戦の実現が、着々と近づいている。

 米専門メディア「ボクシングシーン」は「井上とタパレスが12月の統一戦を目指して交渉中」と題する記事を掲載。「井上とタパレスの間でスーパーバンタム級4団体統一戦の話が進んでいる。両陣営は取材に対し、まだやるべきことは残っているが、12月に東京で予定されている4つのベルトをかけた対決に向けて楽観視する余地は十分にあることを認めた」と報じた。

 また、同メディアは「現在、2階級を完全統一したファイターはテレンス〝バド〟クロフォード(米国)と(女子の)クラレッサ・シールズ(米国)だけである。井上尚弥はその候補リストに加わるだけでなく、より短期間でその偉業を成し遂げようと計画している」とモンスターのスピード記録に注目する。

 井上が昨年12月にポール・バトラー(英国)を下してバンタム級で4団体統一を達成したことを紹介した上で「井上は、たった1年で2階級の絶対王者になれる可能性が出てきた。クロフォードは(2階級の)完全統一勝利を収めるまでに6年近くの期間があった」と偉業の大きさを伝えた。

 さらに、同メディアは「井上―タパレス戦は、スーパーバンタム級で史上初の完全統一をかけた戦いとなる」と指摘。海外でもモンスターの快挙達成に大きな注目が集まっている。