ボートで2か月も太平洋を漂流した男性が救出された。オーストラリアメディア「9ニュース」が16日、報じた。

 シドニー出身のティム・シャドック氏(51)と愛犬ベラは4月、メキシコからフランス領ポリネシアへのボート旅行を敢行した。数週間後、嵐でボートが損傷し、太平洋を漂流。電子機器が壊れてどこにも連絡が取れず、近くに海岸が見えない中、2か月も漂流していたところ、メキシコ沖でマグロ漁船に発見され、救助された。健康な状態だという。

 シャドック氏は「海上で非常に困難な試練を経験しました。長い間一人で海にいたので、休息とおいしい食事が必要です。それ以外はとても健康です」と話している。

 生存の秘訣は雨水と生魚だったという。太平洋の暖かい地域だったため、雨が降り、飲み水を確保できた。釣り具を積んでいたため、魚を獲ることができた。危険なのは直射日光と脱水だったが、ボートの天蓋の下で直射日光を避けたという。

 この漂流・救出劇はトム・ハンクス主演の映画「キャスト・アウェイ」(2000年公開)にたとえられている。