最後まで務めを果たせるか。大相撲名古屋場所6日目(14日、愛知県体育館)、新大関の霧島(27=陸奥)が元大関の幕内正代(31=時津風)を下して2勝目(2敗2休)。立ち合いから突き放して攻め込むと、最後は突き落として正代を土俵に転がした。取組後は「真っすぐ当たることを意識した。自分の相撲をとることしか考えていなかった」と振り返った。

 今場所は初日に「右肋骨骨挫傷」の診断書を提出して休場。4日目から強行出場に踏み切り、この日も「大丈夫です」と回復を強調した。ただ、多くのプロアスリートを指導してきたあるトレーナーは「軟骨があったりして、痛めやすい箇所。完治させるためには基本的にコルセットなどをして安静にするしかなく、すぐに良くなる治療方法はない」と指摘。決して万全ではないだろう。

 1横綱2大関の中で、出場しているのは霧島だけ。看板力士としての責任を一身に背負う一方で、早々と負け越しが決まるようであれば、再び休場が現実味を帯びてくる。いずれにせよ、新大関にとっては苦しい土俵が続くことは間違いない。

 審判部副部長の浅香山親方(元大関魁皇)は「相撲を見ているぶんには(ケガの)影響はないかなと思うけど、こればかりは本人にしか分からない。大変だと思うが、気持ちを引き締めてしっかり相撲をとってもらいたい」と一人大関の奮闘を願ったが…。果たして、どうなるか。