株式会社ファミリーマート(東京・港区)が7日、本社で「リアルリテールの逆襲」と題したデジタル戦略説明会を開催。細見研介社長らが登壇し、国内最大級のサイネージネットワークやファミペイを軸とした新たなビジネスモデルをぶち上げた。

 細見社長は「コロナの3年間、リアル店舗は苦労しました。お客さまが外に出てこないのはビハインドだった。しかし我々も黙っていたわけではない。着々と投資して、デジタルを取り込むことで顧客と深くつながっていく。リアル店舗を再定義してカスタマーリンクプラットフォームとしたい」と壮大な構想を提示。

 具体的にはファミマのアプリ「ファミペイ」を手がける株式会社ファミマデジタルワン、伊藤忠やNTTドコモ、サイバーエージェントも出資する株式会社データ・ワン、全国約5000店のファミリーマートに設置されたデジタルサイネージ「ファミリーマートビジョン」へコンテンツ配信を行う株式会社ゲート・ワンと一体になって、リアル店舗の購買情報を活用したデジタル広告サービスの整備、売り場とデジタルサイネージの連動企画の拡大などを図っていくという。

 細見社長は米アマゾンの名前をあげつつ「デジタルを取り込みながら、リアルを再評価しよう。そういったことで、いったんデジタル勢に食われていたところ(小売り)を活性化していく。やられっぱなしじゃないよ!」と息巻いた。マネタイズについて質問が及ぶと「3年後に50億円、5年後に100億円の利益を超えたいなと思っています」と明言した。

 2023年度中にデジタルサイネージ「ファミリーマートビジョン」が1万店に導入する見込みで店内の雰囲気がガラッと変わりそうだ。