高市早苗首相は11日に開かれた参議院決算委員会に出席。今年2月の衆院選や昨年10月の自民党総裁選で、自身の秘書たちが小泉進次郎防衛相らライバル候補を誹謗・中傷する動画をSNSに投稿したとされる週刊文春の報道を改めて否定した。
8日の参議院本会議で高市首相は、今回の報道を立憲民主党の小島智子氏に問われ「報じられた内容について事務所の職員に確認したが、高市事務所や高市陣営では、高市事務所が運営するアカウントでのSNS発信は行ったが、それ以外のアカウントでの発信は行っておりません」と説明していた。
立憲民主党の森裕子参院議員はこの日、高市首相に対し、文春報道の内容を公設第一秘書から聞き取りした結果を確認すると「例の〝サナエトークン〟開発者であるということですけども、報道されております、高市さんの公設第一秘書から頼まれて大量の動画を作成し、拡散したと松井氏という方ですけども。その人と(公設第一秘書の)木下氏は、何も面識がないということでよろしいんですか」と問うた。
高市首相は「まず委員がおっしゃった〝サナエトークン〟の開発者が私どもの秘書であるということはありえません」と強調。「私自身、週刊誌の記事を1つひとつ読むことはしていませんが、通告がございましのでこの件については事務所の秘書に電話で確認をしました。高市事務所、高市陣営では、昨年の自民党総裁選や本年の衆院選で、事務所が運営するアカウントでのSNS発信は行いましたが、それ以外のアカウントでの発信は行っておりません。他の候補へ関してはネガティブな発信をする、あるいは、そのような動画を作成し発信するといったことは一切行っていないと報告を受けています。そしていま松井さんという名前が出ましたが、私自身も地元の秘書も面識のない方でございます」と否定した。
森氏は「第一秘書さんと松井さんとのやり取りが、(週刊文春で)具体的に記述されているですけども、あれは捏造ですか」と追及した。
これに高市首相は「32歳で初当選をしたときから何度も衆院選を戦っていますが、他の政党の政策に関する意見や自分自身の政策を訴えることはあっても、対立候補の批判をしたこともないし、人格攻撃をしたこともありません」とした。
さらに森氏は文春報道の内容を説明したうえで、再び「これはまったくの事実無根、捏造ということでよろしいですか」と質問した。
高市首相は険しい表情で「秘書へ電話で聞きましたが、その結果は答弁した限りでございます」と森氏の質問に直接は答えなかった。
その上で「私の戦い方の流儀をずっとそばで一緒に見ていた秘書でございますので、週刊誌の記事を信じるか、秘書を信じるかというと私は秘書を信じます。週刊誌がそれだけ細かく書いているから本当だとおっしゃるかもしれませんが、私はほとんど週刊誌を読まない人間ですが、ただ第三者から指摘されてみたときに、私が口にもしていないことがが、かぎかっこ付きで『高市総理がこう言った』とか、こういうことをしたと平気で書いていますよ」と不満を示すと「週刊誌の記事をもとにギリギリと聞かれましても私自身、秘書に確認したことがすべてでございますし、それを信用します」と語った。
森氏は高市首相の総務相時代の国会答弁を念頭に「捏造なら捏造と言ってくれればいいです。過去には(総務省の公文書を)捏造だと言い張ったじゃないですか。私には残念ながら、この週刊文春の記事しかないんですけれども、もしこれが事実なら大変なことですよ」と指摘した。












