中日は5日の巨人戦(バンテリン)で延長12回の末、6―7と3連敗を喫し、借金は今季ワーストとなる「17」まで膨れ上がった。

 先発の高橋宏斗投手(20)が思わぬアクシデントに見舞われた。初回に先頭のブリンソンの打球が左太ももを直撃。苦悶の表情を浮かべてその場にうずくまった。足を引きずりながらベンチに下がり、治療を受けた後、マウンドに戻って続投したが、無死満塁から岡本和に痛恨の満塁アーチを被弾。結局、プロ最短の0回1/3を4失点で無念の降板となった。

 この日は打線が奮起。初回は石川昂の適時二塁打で1点を返すと、3回は鵜飼の3号2ランが飛び出した。さらに5回は細川、石川昂の連続適時打で2点を奪って同点に追いつき、高橋宏の黒星は消滅した。

 しかし、延長12回に9番手で登板した祖父江が一死二、三塁から梶谷に適時打を浴びて勝ち越しの2点を献上。その裏は一死二、三塁から田中千の暴投で1点を返すのが精いっぱいで、4時間を超える死闘も力尽きた。

 試合後、高橋宏は「足がどうこうではなく実力で打たれました。いろいろな人に迷惑をかけてしまい申し訳ないです。次の登板に向けてしっかり修正します」と必死で前を向いた。