ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏(43)が自身のユーチューブチャンネル「内山高志KOチャンネル」を更新。井岡一翔(34=志成)が前WBA世界スーパーフライ級王者ジョシュア・フランコ(米国)に判定勝ちして王座を奪回した24日の世界戦を改めて振り返った。

 内山氏は「リターンマッチで井岡は必ず完勝すると、いつも言ってますけど。やっぱり、さすが。前回押されている相手に対して今回、相手の良さを封じ込めた。ボクシングスキルの高さが見えた試合」と試合を総括した。

「おかしいな」首をかしげるトレーナーと恐縮するフランコ
「おかしいな」首をかしげるトレーナーと恐縮するフランコ

 その上で、フランコが前日計量で2・9キロの体重超過で王座を剥奪された一件についても言及。「井岡が勝って無事だったからよかった。すごいパンチをもらって倒されて病院に運ばれて、もうボクシングできないというレベルになった時に、誰が責任を取るんだという話」と警鐘を鳴らした。

 ただ、内山氏は体重超過があっても、なかなか試合を中止にできない事情も指摘。「ボクシングが難しいのはサッカー、野球の団体スポーツと違って、メインがあっての興行なので。相手が失格で試合はなしとなった時に、大会の興行にメインがないわけですよ。じゃあ、誰が会場に試合を見に行くんだってなる。ここは選手がかわいそうなところで、相手が体重オーバーしたからと言って『じゃあ僕、やりません』と言えないですよ。そういうところがボクシングは大変」と興行面の課題を挙げた。

 一方で、内山氏は試合4日前に行われたフランコの公開練習を視察した際に〝違和感〟を感じていたという。「その時、フランコは『(リミットまで)あともう200グラムだ』と言って。いきなり、なんで計量当日に3キロオーバーになってるのかと思った。あれ(公開練習での発言)は絶対にウソですよ」と断言する。

「公開練習の時に『体重、あとどれぐらいですか』と言った時に、その一つの質問に対して(フランコは)通訳と話している時間、30~40秒あったんですよ。〝長いな〟と思って。『これは言うな、あれは言うな』みたいに何か言ってるのかなと、ちょっと俺は思ったんですよ。なんで、体重聞かれただけでそんな時間かかるの?と思って。ちょっと怪しかった」とフランコが見せていた〝疑惑の行動〟について証言した。