卓球女子で東京五輪混合ダブルス金メダルの伊藤美誠(22=スターツ)にとっては、収穫と課題の両面が浮かび上がった大会となった。

 18日に行われた2024年パリ五輪選考ポイント対象大会・Tリーグ個人戦「NOJIMA CUP」最終日(東洋大赤羽台キャンパス)の女子シングルスでは、準決勝で早田ひな(22=日本生命)に4―3で勝利。「私が勝ち上がっていなかったので、ずっと早田選手と対戦できていなかった。その中で勝ち上がって、早田選手と対戦して勝つことができたのが成長した証しだと思う」と手応えを語った。

 ただ、続く平野美宇(23=木下グループ)との決勝戦は3―4で敗戦。「どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、なんだろう、最後の緊張した場面とか、そういう部分で少し感覚が難しかった。やっぱりそこは練習しないといけないな部分」と反省点を口にした。

 この日は準々決勝から決勝までの3試合全てでフルゲームの死闘を演じた。「本当に疲れた。腰に負担がちょっときたかな」と苦笑いを浮かべつつも「もっともっと成長して、中国人選手を一番に倒すという目標でまたやっていけたら」と充実の表情。パリ五輪に向けて、完全復活の兆しが見えてきた。