レスリングの明治杯全日本選抜選手権3日目(17日、東京体育館)、女子57キロ級準決勝で、五輪2連覇中の金城(旧姓・川井)梨紗子(28=サントリー)が桜井つぐみ(育英大学)に1―11のテクニカルフォールで敗れた。これにより、五輪3連覇は厳しい見通しとなった。
東京五輪後に結婚し、昨年5月には第1子となる長女を出産。取り巻く環境が大きく変わった中で2024年パリ五輪への挑戦を始めたが、金城は「五輪以来の57キロ級(昨年の全日本選手権では59キロで優勝)で、体調を崩すことなくばっちり調整ができていた。私の中でいっぱいいっぱいです」と肩を落とした。
前日には妹で同じく東京五輪金メダルの川井友香子(サントリービバレッジソリューション)も、女子68キロ級決勝で敗戦。姉妹そろって厳しい結果となったが「妹と2人で不安になって、明治杯に出るのをやめようと言っていた時期もあった。だけど、やらない後悔よりもやる後悔だと思って、結局は2人で出ようと決めた。出て良かったです」とすがすがしい表情も見せた。
今後については「母親として新しい挑戦がしたい。後輩から、梨紗子さんのように子供を産んでも、競技を続けたいという声を聞く。五輪はすごく厳しくなったけど、自分のためだけじゃなくて、レスリング界や女子アスリートのために続けたい」と〝ママレスラー〟として、マットに上がり続ける構えを見せた。












