レスリングの明治杯全日本選抜選手権2日目(16日、東京体育館)、女子62キロ級で東京五輪金メダルの川井友香子(25=サントリービバレッジソリューション)は、68キロ級決勝で2022年の世界選手権女子65キロ級で優勝した森川美和(ALSOK)に敗れた。
今回は階級を62キロ級から68キロ級に上げて参戦。体重63キロで奮闘したが、予選で勝利した相手に敗れ、「同じ相手と2回やるということに特に意識はなかった。自分のレスリングをやりきるということに集中していたが、体の大きい相手に、自分のできることはできた」と振り返った。これで世界選手権(9月、セルビア)への出場権を得られず、来年のパリ五輪出場が厳しくなった。
21年の東京五輪後、昨年12月に5位に終わった日本選手権をきっかけに、引退もよぎった。「五輪が終わってから、ケガなどのせいで成績が出ず、本当に申し訳ないという気持ちがあった。自分自身でもこれ以上ダメになりたくないという気持ちがあったり、やめたらどれだけ楽だろうと」と涙ながらに告白した。
それでも再度マットに上がったのは、家族の存在があった。「母にその話をしたら、『最後はその覚悟を持って(試合を)見たい』と言われた。その言葉があって、ここまで続けてこれた」。今後に向けては「自分が思っていたよりも、この大会では戦うことができた。この手応えをなくしちゃうのも、もったいない。階級も含めて、周りの人たちと一緒に考えていきたい」と現役続行へ前向きな発言を残した。












