テニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、「危険な行為」により失格となった加藤未唯(28=ザイマックス)の騒動をめぐって対戦相手ペアや運営サイドへの非難が高まっている。

 加藤は4日にアルディラ・スーチャディ(インドネシア)と組んでマリエ・ブズコバ(チェコ)&サラ・ソリベストルモ(スペイン)と対戦。その試合中に相手コートへ送った返球がボールガールを直撃し失格となった。故意ではなかったものの、厳しい裁定として物議を醸している一方、加藤は処分を不服とし、4大大会側を提訴した。

 この問題に2014年ウィンブルドン選手権男子ダブルスで優勝したバセク・ポシュピシル(32=カナダ)はSNSを更新し「これはローランギャロスの主催者による非常に悪い決定だ。加藤未唯は少なくても金銭面の報酬とポイントを得る必要があるが、いずれにしても、それですべてがうまくいくわけではない。これは窃盗だ」との見解を記した。

 2016年全豪オープン男子ダブルスを制したブルーノ・ソアレス(41=ブラジル)は「未唯は顔を上げるべきだ。不運な出来事。審判のひどい判定、そして対戦相手の判断はもっとひどいものだった」と指摘。一度は加藤の行為に警告を出した審判に対して、対戦相手ペアが処分を求めて抗議すると、裁定は失格へと変更。こうした対応に不満を訴えた。

 欧州各メディアによると、テニス界はもちろん、SNSなどでも批判的な意見が出ていることにブズコバは「とっても悪い状況だ」と語っていたという。騒動の波紋は広がるばかりのようだ。