テニスの4大大会「全仏オープン」女子ダブルス3回戦(4日)で、ボールガールにボールを当てたことで失格となった加藤未唯(ザイマックス)が、4大大会側を提訴することを公表。涙の加藤をかばうように、選手から大会側に謝罪を求める声が起こっている。

 加藤はアルディラ・スーチャディ(インドネシア)と組みマリエ・ブズコバ(チェコ)&サラ・ソリベストルモ(スペイン)組と対戦。その中で、相手コート側に送った球がボールガールを直撃。危険な行為とみなされ失格になった。英国メディア「ガーディアン」は、5日に混合ダブルスで4強入り後に記者会見した加藤について「会見冒頭から涙を流し、司会者に促されて一度退出。戻ってくると日本語で『4大大会側に不服を申し立てます』と伝えた」と大会を提訴することを伝えた。

 一度は警告のみとなりながら、対戦相手ペアの抗議で失格となった後味の悪い出来事。加藤に対しては、現役選手たちが強く同情している。大きく抗議しているのが世界ランク62位のアリーゼ・コルネ(33=フランス)。

 ツイッターで「明らかに(対戦相手のマリーとサラを除いて)多くの選手が彼女(加藤)をサポートしている」とロッカールーム内の雰囲気を明かした大ベテランは、5日にも怒りが爆発。同メディアによると自身のダブルスの試合後に「昨日、何が起こったのか、私たちは不公平のピークに達した」と語り始めた。

「特に加藤! 彼女は、生きていることをほとんどを謝っている。そのために失格になるなんて…それを考えると、すべてを壊したくなる。彼女は泣いていた」と加藤に同情したうえで、大会を批判。「私は不公平が嫌い。レフェリーは本当に大きなミスをした。彼は他の選手に影響されたんです。大会は加藤に謝るべきだ」と抗議したという。

 味方はどんどん増えているが、失格という現実は変わらない加藤。さらに波紋を広げている。