大相撲で新大関・霧馬山(27=陸奥)が31日に誕生。モンゴル出身では6人目の大関で、新大関誕生は昨年の初場所後の御嶽海以来となる。名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)には新大関として臨む霧馬山の〝素顔〟を、駐日モンゴル国大使館に聞いた。
同大使館のルンダー・ダワージャルガル参事官は、日本でのイベントなどで霧馬山と顔を合わせてきた。新大関の性格については「物腰柔らかで、人当たりがとても良い。非常に性格が良い」と明かす。
霧馬山はモンゴルの首都ウランバートルから東に約700キロのところにあるドルノド県の出身。牧畜をしながら移動を繰り返す遊牧民だったことで知られる。ダワージャルガル参事官によると、その土地柄も穏やかで勝負強い性格の形成に影響したという。
「(ドルノド県は)モンゴルの一番東側で、草原の多いところ。山がなくて、ここで育った人は『心が広い』と言われている。遊牧民は、夏は親元で暮らすが、それ以外の季節は中学生の時から寮で暮らさないといけない。だから自立するのが早くて精神的にも強い」
モンゴル出身力士で27歳での大関昇進は、21歳で新大関になった白鵬(現・宮城野親方)、朝青龍の元横綱と比べれば早くはない。同参事官はこれに関しても「彼はずっとモンゴルに帰っていないと聞いている。特有の我慢強さで、目標に向かっていちずに努力できるからこそ達成できた」。霧馬山がモンゴルに帰国したのは2015年の入門以来4年前に一度だけで、努力家の精神力をたたえた。
その上で「彼はケガが少ないから、今後もしないように。地道に努力をして上を目指し、遊牧民の子に夢を与えてほしい」とエールを送った。











