【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#519】英国には巨大なネコ科の生物の姿をしたUMAの「エイリアン・ビッグ・キャット(ABC)」が生息しているといわれている。その姿は大きなクロヒョウに近いという。しかし、英国には本来、大型のネコ科の生物は生息していない。どこから来たのか分からないため、「エイリアン・アニマル」とも呼ばれている。

 目撃証言はそこそこ昔から報告されているが、特に1978年に相次いで発生した「ボドミンムーアの野獣」が有名だ。また、コロナ禍が始まったここ数年は特に目撃証言が相次いでおり、これまで郊外で目撃されていたものが、なんと住宅地を平然と歩く様子が目撃されるようになるなど、明らかに生息域を広げているようだ。

 英国内でABCを追いかけている研究者や調査団体によれば、新型コロナの感染対策でロックダウンが行われて人間の活動が減少したため、ABCと思われる大型ネコ科動物が人里離れた土地から人口の多い地域へと移動するようになった可能性があるとのこと。多くのUMAが本当に実在するのか、雲をつかむような状態が長らく続いているが、ABCについては生息している可能性が極めて高いといえる状況だ。

 そして先日、ABCの研究家が実物のABCの毛を入手することに成功。DNA鑑定を行った結果、本当に大型のネコ科生物が英国の田舎を歩き回っていることが確認されて話題になっている。

 一連の発見は、ABCを特集したドキュメンタリー作品「パンセラ・ブリタニア・ディクラシファイド」の撮影中に行われた調査によるもの。制作会社ドラゴンフライ・フィルムズのマシュー・エヴェレット氏によれば、ABCの目撃報告が多いグロスターシャー州にて飼われていた羊がABCによって襲われる事件が発生。現場に設置されていたフェンスの鉄条網にABCのものらしき黒い毛が付着していたため、採取に成功したという。そして、DNA鑑定の結果、クロヒョウのDNAが検出されたことが明らかになったのだ。しかし、クロヒョウのものとは違う特徴もあったため、断定はしかねるようだ。

 かねてABCの正体については動物園やペットとして連れて来られた外来種の見間違い説と、そういった外来種とヨーロッパヤマネコなどのイギリスにも生息しているネコ科生物とが交雑して生まれた新たなネコ科生物説がささやかれていた。特に、近年ではあまりに目撃証言が頻発していることから、後者の説が濃厚とみられていたのである。今回のDNA検査の結果は、この説を裏付ける結果になったと言ってもいいかもしれない。

 エヴェレット氏は、今回の発見について次のように語っている。

「グロスターシャーや他の英国各地の人々は、何十年もの間、クロヒョウのように見える生物を目撃してきました。ですから、今回黒い毛のサンプルからクロヒョウのDNAが検出されたことは、驚くべきことではありません。しかし、このような動物が何匹野生で歩き回っているのか、正確には不明なままです。今回のような証拠を見つけ、収集から分析までの過程を撮影するために、制作チームは5年の歳月を要しました」

 英国全土に生息しているかもしれないUMAや、ABCの正体が明らかになる日もそう遠くはないのかもしれない。

DNA test confirms presence of predatory big・・・

A strand of hair found on a fence following a sheep attac・・・

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DNA test confirms presence of predatory big cats in the UK | Unexplained Mysteries