チャールズ国王はアンドルー王子に対し、20年住み慣れたロイヤルロッジからフロッグモア・コテージへの転居を命じているが、仮に国王が〝強制退去〟に打って出れば、人気低下と王室内の亀裂を招きかねないと22日、英紙エクスプレスが報じた。
一部報道は国王が「ガスや電気、水道を止めるのではないか」との〝強制退去策〟も考えていると伝えているが、アンドルー王子は「誰とも話したくない」と〝籠城作戦〟に出る構えも見せており、話は平行線をたどったままだ。しかしある情報通によると、王室とその関連機関の非公式の愛称である「ザ・ファーム」のメンバーの一部は、アンドルー王子を支持しているという。
さらにアンドルー王子の側近は、名義はクラウン・エステートとの賃貸契約にあるため、敷地の立ち退きを強制することはできないと述べた。リース契約は110年契約のうち90年が残っているとされている。公共料金を止められ、強制退去の可能性があるという報道も否定した。
さらに同側近は「王子が家から追い出されるのを見たくない王室の他のメンバーもいる」と証言しつつ、国王が退去を強制した場合はどんな措置を取ろうとも、王室内での人気と支持は低下するだろうと語っている。
しかし、膨大な運営コストが、退去を強行せざるを得ない可能性も残されているという。王室伝記作家のトム・バウワー氏によると、ロイヤルロッジと土地の維持費は年間約100万ポンドに相当する。アンドルー王子の年収は英国海軍の年金2万ポンドを含めて約27万ポンドとされているが、エリザベス女王が王子に遺産を残したかどうかは不明でもあり、仮にロイヤルロッジに残ったとしてもアンドルー王子は不動産を維持するための十分な資金を持っているとは限らないとしている。
王室のスリム化を推進するチャールズ国王にしてみれば頭の痛いところだが、人気低下という思わぬ〝二次被害〟の可能性まで出てきてしまった。












