自民党は同性婚カップルや性的少数派の理解を促す「LGBT理解増進法案」をめぐり党本部で10日、合同会議を開いたが、2時間以上の議論の末、結論は出なかった。
同会議には衆参国会議員61人が参加。LGBT理解増進法案をめぐっての議論は、党内保守派の議員を配慮して「差別は許されない」という文言を「不当な差別はあってはならない」と修正がされた。
それでも出席者からは「差別の定義があいまいだ」「女性の権利が守られるものにすべきだ」と、さらなる修正を求める意見が相次いだ。
同会合終了後、超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」会長を務める自民党の岩屋毅衆院議員は「できるだけ早く、党としての結論を得て、自民党だけで決めるべきものではありませんので、各党にしっかりと説明をして、より大きなコンセンサスを作っていきたい」と語った。
一方、連立を組む公明党は自民党に対し、先進7か国首脳会議(G7広島サミット)前にLGBT理解増進法の成立を求めているが、現状は絶望的な状況だ。
2年前に超党派でLGBT増進法案の取りまとめた推進派の稲田朋美元防衛相は「サミット前に法案が成立すべきという意見は、今日(の会議で)は出ませんでした。時間的な問題はあります」とした上で、「サミットを前にある程度(議論を)進めておくべきというのは、その通りです。(岸田文雄)総理総裁が指示を出しています」と今国会中の成立に意欲を示した。
自民党執行部は与党案を来週中に国会提出するため調整中。12日に再び合同会議を開く予定だ。












