日本の特殊詐欺グループ「ルフィ」どころじゃない。フィリピンで特殊詐欺グループ1090人が摘発された。フィリピン政府が運営するメディア「フィリピン・ニュース・エージェンシー」が先日、「パンパンガ州で警察が人身売買被害者とされる1000人を救出」と報じた。

 同メディアによると、フィリピン警察が4日、パンパンガ州マバラカット市で、特殊詐欺に強制加担させられていた〝人身売買の被害者〟1000人以上を救出したという。フィリピン人が171人。他に中国人307人、香港人1人、台湾人2人、ベトナム人389人、インドネシア人、ネパール人、マレーシア人、タイ人ら外国人919人。計1090人だった。フィリピン国家警察は「調査によると、救出された被害者たちは特殊詐欺を強制させられ、自国民を犠牲にした」と発表した。

 1090人は人身売買の被害者とはいっても、特殊詐欺グループの犯人でもあったのだ。ゲーム会社の社員募集というニセの求人情報によって、フィリピンに連れられたとみられる。国外追放される可能性が高いという。

 会社のホームページを確認すると、若いフィリピン女性が幹部のようだが、実在するかは不明。社員募集のページを見ると、年収2400万~4100万円と超高額。18~35歳で、求められるスキルは電話とタイピング、そして英語もしくは中国語が堪能なことだという。特殊詐欺グループのトップは不明で、今後も捜査を続けていくという。