〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)が、4月29日の格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」(代々木)で注目を集めたフェザー級戦線の行方を忖度なしで占った。2021年大みそか以来となる総合格闘技(MMA)戦で存在感を見せつけた朝倉未来(30)と、進化を見せつつも決め手を欠いた平本蓮(24)が進むべき道とは――。
超満員1万3837人(主催者発表)が詰めかけた大会のダブルメインイベントは、賛否を呼ぶ結末となった。
ダブルメイン1試合目では平本が斎藤裕相手に驚異の粘り腰でテークダウンを許さなかったものの、打撃で決定打を放てず消化不良に。結果は判定2―1で斎藤に軍配が上がった。
続いて行われた2試合目では牛久絢太郎が再三、飛びつきクローズドガードで未来を引き込んでこう着状態に。結果は攻めの姿勢を見せた未来が判定3―0で勝利した。
だが、2試合とも想像以上に動きの少ない展開で、SNS上ではファンから失望や〝塩試合〟と批判する声が上がった。
一夜明け「はい。おざっす!」とあいさつしてから取材に応じた青木は、平本の飛躍的成長を認めつつ「今後は待つだけでなく、自分から攻めることで相手に攻めさせて、そこにカウンターを合わせる戦い方を身につける必要がある」と声をしゃがれさせた。
続いて未来には「相手が攻防をしてくれなかったから。朝倉さんは被害者だ」と同情だ。今大会を機に、RIZINフェザー級戦線は王者クレベル・コイケ(ブラジル)を頂点とした大混戦模様となった。
この状況を青木は「そもそも混乱の原因は、朝倉未来という存在がベルトの価値を上回っていることにある。だから見ている方も集中できないんだよ」とメスを入れる。
その上で「だから朝倉さんも、ちゃんとベルトに向かってくれると、わかりやすくなるんだよね。ここで(ボクシング元世界6階級制覇王者マニー)パッキャオとか目新しいことに目移りされると、またよくわかんなくなっちゃうからさ。お願いだからベルトに集中してくれ」と注文をつけた。
そして「最近の再生数を見ていると、朝倉さんもユーチューブだけでアテンション(関心)を引くのがしんどくなってると思う。で、本人も格闘技をするのが今は一番効率がいいと思っているはず。だから期待したい」とエールを送った。
一方で敗戦の平本については「ここはもう一回、幻想を膨らませながら〝勝ち癖〟をつけるべきだ」と助言。具体例として「とりあえず奥田啓介と試合をして戦績を五分に戻すのもいいと思う。それか、若手のころの藤田和之みたいにアメリカで謎の地下格闘技に出るのもいいんじゃない?」とメガネを光らせた。
2000年4月、翌月にマーク・ケアー戦を控える米国修行中の藤田は、ドン・フライのアドバイスを受けアリゾナのバーで行われていた地下格闘技に2試合参戦。報酬としてチーズバーガーとポテト、コーラを受け取ったという逸話がある。
平本も同様に「誰も見ることができない実戦」で幻想を膨らませつつ、勝ち癖をつけるべきという。青木は「ほかのスポーツと同じで、格闘技も勝ち癖って大事なんだよ」と語気を強めた。
余計なお世話…ではなく、金言を好き放題放ったバカサバイバーは「俺ももうすぐ、こうやってデカい口を叩けなくなるかもしれない。なぜならこの間、アメリカで武尊にボッコボコにされちゃってさ。その映像が近々、世界中に流されちゃうらしいんだよ…」と、よくわからないことを口走ると、自転車で立川方面へ走り去った。












