大阪市内のフジフイルムイメージングプラザ大阪で写真展「見つめる命 瞬撮」(6月26日まで=火曜定休)を開催している自然写真家・高橋忠照氏が30日、取材に応じた。
高橋氏は元陸上自衛隊狙撃教官という異色の経歴の持ち主。「中学生の頃、ミリタリーオタクで自衛隊のお祭りなどに写真を撮りにいっていた。入隊して、カメラ屋さんで動物の写真を見て、動物も撮るようになった。野生動物は五感が鋭く、狙った被写体に近づくために自分の存在を消す事に注力する。動物に鍛えてもらったことを、自衛隊の訓練に生かしていました」。
2018年にオーストラリア軍が主催している射撃競技会AASAM(アーサム)の日本代表の教官としてチームを世界一に導いて自衛隊を辞めて、19年に写真家として独立した。「自衛隊で勤務していた頃から写真を撮っていたが、体力がある若い頃しか取れない写真もあるし、幹部の仕事もあり、長期休暇を取りにくかったので転身した」と回想した。
山の中に入り、動物などを撮影している。動物を探すだけでも大変だが「動物の観察に重きをおいて撮っている。動物写真はそもそも歩留まりが悪いが、スナイパーの知識を活用し、動物を痕跡で探し、きれいな景色を見つけ、生態や個体の性格などを理解すると撮れ高が変わってくる。動物は速い動きがダメなので、ゆっくり動く、さらに撮りたいという欲を消した上で撮影している」と解説した。












