ハプニングを力に変えた――。フィギュアスケートのアイスダンスで活躍する〝かなだい〟こと村元哉中(30)、高橋大輔(37=ともに関大KFSC)が27日、サポートを受けるスカイコート株式会社(東京・新宿区)を表敬訪問。関連会社も含めた約80人の社員を前に、今季の活動を報告した。
カップル結成3季目を迎えた今季は、全日本選手権で初優勝。先月の世界選手権では日本勢最高タイの11位に食い込んだ。村元は「スカイコートさんのサポートのおかげで最後まで駆け抜けることができた。本当に感謝しています。今季は最高のシーズンになった。ありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。
世界の猛者を相手に存在感を示した一方で、2人が印象に残った試合は、意外にも今季初戦のグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカだったという。高橋は「(大会前に)ハリケーンに遭って、しかも僕がリフトで哉中ちゃんを落としてしまって(村元が)肩を痛めてしまった。ほとんど練習ができない中だった」。棄権も頭をよぎったというが「哉中ちゃんが『出る』ってことで『じゃあ出よう』となった」と当時を振り返った。
まさかのトラブルに見舞われながらも、本番では6位に入った。高橋は「この練習からすると考えられないような演技をすることができた。そこまでは一生懸命練習してきたから、そういったことは裏切らないなと実感した。そこで初めてこれだけは最低できるんだと自信がついた」と確かな手応えをつかんだという。
「今季はたくさんの経験をして、成長することができた。いい男になったんじゃないかなと思っています」と高橋が笑いを誘うと、村元も満面の笑み。数々の激闘を終えた2人に対し、会場からは温かい拍手が沸き起こった。












