岸田文雄首相(65)は24日に開かれた自民党役員会で、衆参5補欠選挙の「4勝1敗」の結果について「与党として議席を増やすことができた」と評価した。
今回の衆参補選は岸田政権の「中間評価」と位置付けられた。衆院和歌山1区で、自民党公認の元職・門博文氏が日本維新の会・新人の林祐美氏に敗れる波乱に見舞われた。
しかし、激戦となった衆院千葉5区補選では英利アルフィヤ氏、大分県参院補選で銀座クラブオーナーママ・白坂亜紀氏が野党候補者に僅差で勝利した。岸田首相は役員会で「力強く国政を前進していきたい」と引き締めた。
解散総選挙について「今、考えていない」と記者団に話したが、永田町では早期解散論が浮上している。
日本維新の会の藤田文武幹事長は、首相が早期の衆院解散に踏み切った場合、自民党と連立を組む公明党の現職がいる大阪府と兵庫県の選挙区に維新が公認した候補者を擁立する意向を示した。
大阪府と兵庫県は合計6選挙区。藤田氏は「岸田首相が早く解散を打ってこられるのであれば、自民、公明の『維新潰し』と捉えます」とけん制した。
次期衆院選で野党第一党を目指す維新は保守王国・奈良で元職を破ったように勢力を拡大中。衆院選に向けて与野党の駆け引きに注目が集まっている。












