立花孝志氏(55)は最強の“政治家女子”を誕生させてしまったかもしれない。政治家女子48党(NHK党から改名)のお家騒動で、立花氏と代表の座を争っている大津綾香氏(30)は東京・目黒区議選(23日投開票)に立候補している。20日、区議選と立花氏との代表権争いでのダブル勝利を誓ってみせた。先月、国政政党の最年少党首に就任したのもつかの間、立花氏からポスト返還を求められ、互いに非難し合う“骨肉の争い”となっている。

 大津氏欠席の中で党総会が開かれ、大津氏の除名、斉藤健一郎氏の代表就任が決定。総務省に代表変更届が提出されているが保留状態で、統一地方選では大津氏と斉藤氏がともに代表扱いとなる異例の事態となっている。

 5月にも大津氏が代表か否かの地位確認訴訟の判決が出る見込みで、大津氏は徹底抗戦の構えを崩していない。

「目黒区の選挙に出るにあたって、議会内のいじめや不正を追及しようとしていたら自分の党の中でパワハラやモラハラが横行していて、黙っていられるはずがなかった。ひきょうなことをする人が政治家でいることが許せない」と語気を強めた。
 代表の座にとどまることで、党の第三者への譲渡や解党などさまざまな臆測が飛んでいるが、大津氏は身売りなどは否定し、あくまで党を存続させていきたいという。

「政治家女子48党は政治への参加のハードルを下げて、自分の街のことを考える若い人が議員になるという素晴らしいコンセプト。でも、こんな借金(約11億円)が膨れ上がる構造で党の運営は無理で、お金の流れをクリーンにしたい。いろんな人がアドバイスをくれるが、私はお金で動かないし、(第三者に)党を奪われるとか乗っ取られるとかもない。状況を整理してから今後の話し合いをしないといけない」

 20日には、ごぼうの党の奥野卓志代表が応援弁士で駆け付け「“大津の乱”とか言われているけど、これを乗り越えることができなかったら、この先、もっと大きなことはできない。何年か後に立花さんに感謝するストーリーになってほしい」とエールを送られた。

 立花氏との対立は深まるばかりだが、大津氏は「私は忖度のない発言ができる。(立花氏にも)斬り込める度胸を信頼してもらいたい」と訴えた。