元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠氏が16日、「サタデーLIVEニュース ジグザグ」(日本テレビ系)にリモート出演した。

 番組では栃木県上三川町の住宅に複数人が侵入し、住人の富山英子さん(69)が殺害された事件を取り上げた。14日午前9時30分ごろ、複数人が住宅に押し入り、富山さんの胸を突き刺すなどして殺害。駆けつけた富山さんの長男と次男もバールのようなもので殴られた。

 栃木県警は強盗殺人容疑で相模原市に住む高校生の少年(16)を逮捕。調べに対して「同学年の仲間に誘われた」と供述。少年は確保された際、スマホや財布など何も所持していなかった。また16日午前にも新たに少年を逮捕し、この事件をめぐる逮捕者は3人目となった。番組の調べによると亡くなった富山さんの夫は農業法人の会社役員で、コメの卸売りなどをやっており、卸売りは現金商売なので自宅に現金があった可能性があるという。

 棚瀬氏は「16歳の少年らがこの場所を見つけていたということではないと思う。資産家のご自宅ということが前提だと思います。それ以外に現金商売で商いをされているうえで、月のどの時期にご自宅に現金の塊があるという情報を知っている組織側の人間が実行役に強盗をやらせている。そういう立て付けだと思います」と推察した。

 少年がスマホや財布などを所持していなかったことについても「現場監督役みたいな人間が、そこにいてスマホを取り上げることによって強盗を強いることも考えられます。いずれにせよスマホが警察に渡ってしまうと証拠になるので、現場でスマホを押さえられないようにという発想でスマホを隠しているということだと思います」と述べた。